2021/01/25 22:32
マガザンキョウトのオンラインストアでは、たくさんの商品を取り扱っています。
商品数は約250点。お陰様で沢山の商品が皆様の元へ旅立っていきます。
その中でもお客様の元へお届けする際、梱包と包装の方法にすこし工夫を施しています。
それは、「届いた時に『!』と喜んでいただけて、環境や金銭的な負担を少なくできる、マガザンキョウトらしい続けていける包装・梱包」のチャレンジです。
いわゆる「サステナビリティ(sustainability)」につながる取り組みとも言えます。
そもそも、サステナビリティとは、直訳すると持続可能性であり、自然環境や人間社会などが長期にわたって機能やシステムを失わずに、良好な状態を維持させようとする考え方を指します。
私達はこのサステナビリティの取り組みとして、普段は表に出ない京都のユニークな資材を利用し環境、社会、経済の3つの視点から良好な状態を持続させる取り組みを行っています。
元々は物を包んで送って、そのまま廃棄されるサイクルに疑問を抱いたのがこのサービスを初めたきっかけでもあります。
もったいないという気持ちから始まり、京都のローカルコミュニティと相談しながら徐々に資材を集めて運用しているサービス。
今回はその中身についてご紹介致します。
薄くて丈夫でグッとくる、京都の印刷屋さんの【ヤレ紙】
マガザンが一番使用している資材は、京都の印刷屋さんが試し刷りする際に必ず発生する「ヤレ紙」。
辞書などに使用される薄くて、頑丈な紙は包装紙にピッタリです。
何度も同じ紙で試し刷りをするので、重なった印刷が偶然のデザインを生み出します。
箱物
衣類
小物など
程よい硬さの紙なので色んな形状の商品を包むときに重宝します。他にも、ダンボールに梱包する際はくしゃくしゃにまるめて緩衝材に利用することもできます。
そんなマガザンのレギュラー資材は、京都の印刷工場「共同印刷工業」で発生するヤレ紙です。
マガザンスタッフたちがたまたま工場を訪れた際に見つけました。「この紙、捨ててしまうんですか?めっちゃカッコいいですね!」と興奮したことをよく覚えています。
共同印刷工業は、学校のテキストや、学習書籍などを中心に印刷を手掛けられています。
毎朝印刷機を動かし始める際に生まれる、お金とエネルギーをかけて廃棄せざるを得ないヤレ紙をいただいて、包装紙として使用しています。
最高級コットン100%の緩衝材
ヤレ紙以外に使用している資材がもう一つあります。
それは、100%コットン作られた某アパレルブランドの切れ端。
アパレルでは、服などプロダクトを作る上で決まった予算で生産を行われています。しかし、余った切れ端も再利用できると考えました。
それ以上使用することでコストがかかってしまうのでやむなく廃棄。なんてことも珍しくありません。
そこで、マガザンはその布を提供してもらい資材として活用しています。
陶器など割れ物を包み込んだり、布自体が品のあるディテールなのでプレゼントや特別なギフトとしても使用しています。
届いたら捨てずに、また誰かに送る際に再利用したり、小さい巾着袋など小物を作る材料としてアップサイクルすることが可能です。
以上の二点がマガザンキョウトが使用している資材です。
商品を注文して、ダンボールやビニールの緩衝材で守られた資材よりも環境にも良く、届いたあともワクワクできるサービスをこれからも継続していきます。
私達も探し続けていきますが、もし「こんなのあるんだけど、どうかな?」など使えそうな資材があれば是非ご意見をいただけますと幸いです。
荷物を送る人、届ける人、受け取る人。みんながうれしい新しい物流サービスを是非体験してみてください。
【サステナブルコラボレーションパートナー】
某アパレルブランド
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