危機の時代を生き延びるアートプロジェクト | EDIT LOCAL BOOKS
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東日本大震災から10年。全国に広がるアートプロジェクトの取り組みから、社会×アートの未来を展望する。災害や感染症、分断や不寛容が広がる中“アートは社会の役に立つ”のか? それとも“今改めて自分を見つめなおすために”アートが必要なのか? 各地の事例から見えてくる、プロセスを重視するアートプロジェクトの可能性。
ウェブマガジン「EDIT LOCAL」による、地域と文化について考えるシリーズ「EDIT LOCAL BOOKS」第一弾。
■取り上げているアートプロジェクト:
せんだいメディアテーク/おじさんの顔が空に浮かぶ日/あいちトリエンナーレ/クリエイティブサポートレッツ/ホハル/ココルーム/城崎国際アートセンター/瀬戸内国際芸術祭/水曜日郵便局/BEPPU PROJECT ほか
■もくじ
はじめに
① アーティストによる震災の「記録」とそれを支えたプラットフォーム│谷津智里
② 豪雨からの復興とアーティストのまなざし―岡山県倉敷市真備町放課後等デイサービス「ホハル」│南裕子
コラム1 地域における人々の営み―祭りとしてのアートプロジェクト│橋本誠
③ 障害福祉事業を核にした社会への問いかけ―静岡県「クリエイティブサポートレッツ」と「表現未満、」│橋本誠
④ 釜ヶ崎で表現と社会をつなぐ、ココルームの実践│はがみちこ
⑤ なぜ、文化芸術で地方創生できるのか?―ローカルと世界をつなぐ「城崎国際アートセンター」の可能性│石神夏希
⑥ 芸術祭から地域の未来を創造するプラットフォームへ―大分県「BEPPU PROJECT」と「CREATIVE PLATFORM OITA」│橋爪亜衣子
⑦ アーティストの想いを伝えるのは「本気」―栃木・宇都宮「おじさんの顔が空に浮かぶ日」│中嶋希実
⑧ 手紙というオールドメディアを活用した「つながり」のアートプロジェクト「水曜日郵便局」│影山裕樹
座談会 地域から個人の内面へ―アートプロジェクトの本質とは 芹沢高志×若林朋子
コラム2 作品から現象へ―アートプロジェクトの時空間│影山裕樹
おわりに
■編著者プロフィール:
橋本誠(はしもと・まこと)
美術館・ギャラリーだけではない場で生まれる芸術文化活動を推進するアートプロデューサー。東京都内の地域に根差した芸術文化活動を中間支援する東京文化発信プロジェクト室(現・アーツカウンシル東京)を経て、2014年に一般社団法人ノマドプロダクションを設立。2020年よりNPO法人アーツセンターあきた プログラム・ディレクター。
影山裕樹(かげやま・ゆうき)
編集者、合同会社千十一編集室代表。著書に『ローカルメディアのつくりかた』(学芸出版社)、編著に『あたらしい「路上」のつくり方』(DU BOOKS)、共編著に『新世代エディターズファイル』(BNN)など。WEBマガジン「EDIT LOCAL®」の運営や、ワークショップ「LOCAL MEME® Projects」など地域における情報発信や人材育成、ブランディングまで多様な事業を展開。
ページ数:244
版型:四六判、並製
発行元:千十一編集室
企画:EDIT LOCAL LABORATORY
編著:橋本誠・影山裕樹
著:石神夏希・中嶋希実・はがみちこ・橋爪亜衣子・南裕子・谷津智里
デザイン:加藤賢策+守谷めぐみ(LABORATORIES)